2014年のふたご座流星群の情報

2014年のふたご座流星群について、おもに予想される極大情報をまとめました。

極大時刻（世界的に見た場合）

2014年12月14日　20時58分（日本時）

• この時刻は、過去の活動から極大とされる「太陽黄経が262.2度（2000年分点）となる時刻」を分単位で計算したものです。ただ、ふたご座流星群の極大は半日近く継続しますので、「分の単位」まではほとんど意味を持ちません。あくまで目安として捉えてください。
• この時間帯は、日本の夜にあたり観測することができる時間帯です。

実際に見ることのできる予想流星数

極大日前後に、実際に見ることができると予想される（計算上の）流星の数です。個数は、1時間あたりに見られる流星数です。

※日本流星研究会の内山茂男さんの集計結果をもとに、実際に見られる流星数を当方が計算しました。
※関東以外では計算結果が少し異なりますが、傾向はだいたい同じです。
※月明かりの影響を考慮しました。

概要

• 流星が多く見られるのは、12月13日夜〜14日朝、14日夜〜15日朝、15日夜〜16日朝の3夜です。中でも14日夜〜15日朝が最も多い「極大夜」となりそうです。次に多く見られるのは、13日夜〜14日朝で、極大夜の半分程度の出現が見込まれます。
• 極大時刻は12月14日の21時頃です。この時間帯は夜で、観測することができます。一方、ふたご座の放射点は真夜中過ぎに空高く上るため、最も多く見られるのは、この夜深夜24時（15日0時）頃となることが予想されます。実際のところ、21時〜0時頃は、数多くの流星を見ることができそうです。
• 14日深夜24時（15日0時）頃に見られる１時間当たりの流星数は、良好な観測地で40〜70個程度、郊外で15〜30個程度、市街地でおよそ5個程度です。
• 月あかりの影響について：真夜中頃に月がのぼってきます。このため、それ以降は空が明るくなり暗い流星が見づらくなります。
  上の表の個数は、月明かりの影響も含めて表示しています。
  月の出の時刻は以下の通りです（東京）。
  • 12月13日：22時46分
  • 12月14日：23時40分
  • 12月15日：(16日）0時34分
• なお、5時10分頃には天文薄明が始まり、空が明るくなり始めます。観測できるのは5時半頃までです。

ふたご座流星群の写真・動画・資料

ふたご座流星群の写真

ふたご座流星群の画像
撮影：2011年12月14日23時15分　山梨県鳴沢村 中サイズ（503KB） 大サイズ（6.4MB）	撮影：2004年12月14日3時24分　茨城県常陸大宮市 中サイズ（667KB） 大サイズ（2.3MB）

ふたご座流星群の動画

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佐藤 幹哉（かわさき宙と緑の科学館／日本流星研究会／FAS府中天文同好会）
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